今回はコストパフォーマンスに優れたイヤホンやヘッドフォンを販売しているTRUEFREEより提供を受け、HF-10というワイヤレスヘッドフォンをレビューする。商品提供を受けているが、忖度なくレビューを行っていく。
TRUEFREE HF-10


今回レビューするTRUEFREE HF-10はAmazonでは2025年9月上旬に販売開始されたかなり新しいワイヤレスヘッドフォン。Bluetooth6.0に対応しアクティブノイズキャンセリングや急速充電、長い連続再生時間などワイヤレスヘッドフォンに求められる性能は一通り詰め込んだ一品。
通常販売価格は5980円だが、定期的にクーポンが発行されており、およそ5000円程度、セール時には4500円程度で購入可能な模様。最安級ではないがヘッドフォンとしては比較的安価な部類に入る。

- TRUEFREE HF-10本体
- 取扱説明書(多言語対応 日本語あり)
- アプリガイド
- 充電用USB Type-C to Aケーブル
- 3.5mm AUXケーブル
が付属。収納袋などは入っていないが、5000円台のヘッドフォンなので別になくてもいいと思う。
専用アプリ「TRUEFREE」を使うと色々カスタムできたりファームウェアのアップデートが出来たりするらしい。ただ今回はパスする。イヤホンやヘッドフォン使うのにいちいちアプリ入れてアカウント登録するのは正直とてもめんどくさいので…。

スペック
| ブランド | TRUEFREE |
| モデル | HF-10 |
| 形式 | オーバーイヤー型ヘッドフォン |
| ドライバー | Φ40mm大口径ダイナミックドライバー |
| 周波数 | 20Hz-20kHz |
| 感度 | 不明 |
| インピーダンス | 不明 |
| ハイレゾ認証 | なし |
| Bluetoothバージョン | 6.0 |
| Bluetoothチップセット | JL7018F6 |
| コーデック | SBC/AAC |
| 通信距離 | 不明 |
| 最大持続時間 | 125時間 ※AAC、50%音量、通常モード |
| バッテリー容量 | 不明 |
| 充電時間 | 2.5時間 |
| 急速充電 | 対応 10分充電で8時間使用可能 |
| アクティブノイズキャンセリング(ANC) | 対応 最大-45db |
| 通話用ノイズキャンセリング(ENC) | 対応 |
| マイク | 内蔵 |
| ゲームモード | 対応 70ms低遅延 |
| 風切音低減 | 対応 |
| 重量 | 公表:258g 実測:250g |
ハイレゾ非対応でLDACやApt-Xなどの高音質コーデックには非対応ながら、Bluetooth6.0による低遅延や高音質を実現。また125時間を誇る連続持続時間や、10分の充電で8時間使用可能な急速充電、アクティブノイズキャンセリングなどが搭載されている。
またマイクも内蔵されており、地味ながら通話用ノイズキャンセリング(ENC)も搭載されているのは嬉しいポイント。通話はもちろんオンライン会議などにも使用できる。
外観は高級感がない

TRUEFREE HF-10の外観はプラスチック感が強め。というかほぼ全面がプラスチックで覆われているのでプラスチックそのもので高級感は残念ながらない。ただし全体的にカメラボディのようなうっすらとしたシボ加工が施されており、質感はマット。装飾は最小限で、ロゴマークすら控えめに描かれているのでどんな場所や服装にも合わせることができるはず。


操作系はイヤーマフ下部に集中している。右耳にはAUX端子とでんg年ケーブル、音量ボタンがあり、左耳には充電用USB端子とANCボタンが備わる。ボタンはクリック感がしっかりあるのでわかりやすい。

技適を含めた各種記載はフレーム左の内側にある。

バンドの長さは左右で調整。ヘアライン加工された金属製のフレームがちらっと見えるので、少し伸ばした状態のほうがかっこいい。

イヤーマフの内側にはL・Rの記載がかなり大きく書かれている。左右を間違えることはほぼないはず。
装着感はぼちぼち

あまりヘッドフォンを使うことがないのではっきりとは言えないが、TRUEFREE HF-10の装着感は良くも悪くもなく、いい意味で普通。
側圧は強くないので、頭を左右から押し付けられるような印象は無し。上部のクッションはしっかりぶ厚め。上から頭を押さえつけられるような感覚はバンド調整をしても多少残るが、使っているうちに気にならなくなる程度。

実測250gの重量はそれなりに軽量なこともあって、長時間装着しても重さが気になるような場面は無かった。1時間程度連続着用しても特に気になることはなかった。ただしイヤーマフや上部クッションは両方とも合皮で、耳が蒸れる感覚はあった。
接続強度は強い
ワイヤレスヘッドフォンの接続強度は気になるポイントだが、TRUEFREE HF-10の接続強度は十分に強い。スマートフォンから5m離れて壁一枚挟んだぐらいでは全く途切れない。一般的な使用環境では特に問題になることはないと思う。
遅延も動画視聴程度であれば気になるレベルではなく、むしろかなり遅延が少ないようにも感じた。調子がいい時はほぼ遅延がないが、たまにズレることもあった。なのでゲームをするには厳しいだろうが、気軽に使うワイヤレスヘッドフォンとしては十分。
アクティブノイズキャンセリングが優秀
TRUEFREE HF-10にはアクティブノイズキャンセリングが搭載されており、これがそれなりに優秀。ANCボタンを押すと
- ノーマルモード
- パススルーモード
- ANCモード
の3種類に切り替わる。ノーマルモードは言わずもがなで何も効いていない状態。パススルーは周囲の音が聞こえる状態。ANCがアクティブノイズキャンセリングON状態。
僕の作業環境はエアコンの直ぐ側なので、エアコンの動作音が常に聞こえる状態にある。ノーマルモードだとエアコンの動作音が5割減、パススルーでは2割減といった感じだが、ANCをONにすると全くと言っていいほどエアコンの音が聞こえなくなる。これはすごい。
試しに眼の前のスピーカーから音楽を出してみたりしたが、その音が完全に消えることはなく、体感4割減といったところ。周囲の音が全く聞こえなくなるほどに強力なANCが搭載されているわけではない。
ANC自体の音が気になるようなこともなく、一般的な環境音をなるべく消したいという目的であれば十二分に実用的なレベルだと感じた。
ただしパススルーやANCをONにすると若干音質が劣化する感じがあった。音楽を再生していないときのANCは効果的だが、再生中は周囲の音が聞こえづらくなるので、ANCを切ったほうがより良い音が聞こえる。
音質:重低音の迫力がすごい
TRUEFREE HF-10は、聞いた瞬間にちょっとびっくりするぐらいの重低音を響かせる。40mmの大口径ダイナミックドライバーを搭載したヘッドフォンならではな、パワーを持った低音の響きが一番の魅力だ。割とドンシャリ系の音を鳴らす。

低音域に関しては迫力満点で、まるで映画館にいるかのような音を響かせる場面もあった。誇張された感じが無きにしもあらずだが、ロックやクラブミュージックのような音圧高めの音楽はかなりマッチする。単純に楽しい。
中音~高音域は若干引き気味で、低音の迫力に負けている部分がある。決して悪くはないのだが、ボーカルの声などはしっかり聞こえるが少し引いていて、音のクリアさが欠ける部分がある。単一の音だけなら十分クリアだが、音の重なりが増えていくとだんだんぼやけていく印象。もう一歩だけ解像感が高かったら低音に負けない印象になったのになと思うと惜しい。
とはいえ5000円台のヘッドフォンとしては十分いい音だし、ライブ映像を見るには逆にいい雰囲気。音場感や左右の分離感もしっかりあるので、実は結構好印象ですらある。周囲に雑音がある状況なら、むしろこれぐらいのほうが気軽に聞けるかもしれない。
コスパに優れた良ワイヤレスヘッドフォン
TRUEFREE HF-10は腰を据えて音楽をじっくり聞きたいという需要には物足りなさは否めない。その一方で、気軽さ、手軽さ、通勤通学時などで日常的に使用するヘッドフォンとしては良い選択肢だと感じた。5000円台の価格を考えてもよく出来ている。
125時間の連続持続時間なので、一日3時間使うとしても計算上は1ヶ月以上、実用上はおそらく1週間以上は余裕でバッテリーが持つだろう。250gの軽量さと折りたたみ可能な可搬性もあるので、積極的に持ち出して使いたいヘッドフォンだ。
10% OFFクーポン発行!
TRUEFREEよりクーポンコードを発行してもらった。10% OFFとそこそこ大きい割引率なので、この機会にぜひ活用してTRUEFREE HF-10を手に入れてほしい。
Amazonクーポンコード:TFHF10YT1201
割引率:10%OFF
対象商品:TRUEFREE HF-10
有効期間:2025/12/31 23:59まで
商品URL:https://amzn.to/49hBm7P


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